セルの何をクリアにするかで使用するメソッドは違う
Range.Clear メソッドまたは Cells.Clear メソッドでセルの値や書式などを削除できます。セルのクリアといっても、セルの何を(値、色、コメント等々)クリアするかによって使用するメソッドが変わってきます。セルをクリアするメソッドはいくつもあります。クリアする目的にあったものを使用します。なかでも「Clear」「ClearContents」が良く使われます。
メソッド | 説明 |
Clear | 全体(数式・文字・書式・コメント全て)をクリアします。 |
ClearContents | 数式と文字を削除します。 |
ClearComments | コメントを消去します。 |
ClearFormats | 書式設定を削除します。 |
ClearNotes | コメントを削除します。 |
ClearOutline | アウトラインを消去します。 |
ClearHyperlinks | 2010以降のみ、ハイパーリンクを削除します。 |
Range.Clear
Clearメソッドを実行すると、セルの値も書式もコメントも全てが消去され、初期状態(未使用状態)になります。
Range.ClearContents
ClearContentsを実行すると、セルの数式と文字だけが消去されます。文字、数値そして計算式(関数)が消去されます。
セルの書式(フォント、背景色、罫線等)は残ります。
アクティブブック、アクティブシート以外で使用する場合は、ブックやシート名を記述します。
Workbooks(“ブック名”).Worksheets(“シート名”).Range(“セル範囲”).Clear
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