期待値について
’25年4月13日(日曜)に表示方法などをリニューアルしました。
目標レースが次走という人気馬、大駆けするファクターで虎視眈々と一発を狙ってくる人気薄馬、もちろん盤石な状態の人気馬などでレースは展開してゆきます。競馬には「ヤリ」「ヤラズ」という言葉があります。すべての馬が勝ちにきているわけではなく、調整のための出走や番組の都合で使わざるをえないなどの理由で馬券の対象にはなりづらい馬も出走してくるわけです。「ヤリ」「ヤラズ」の馬を見極めることが予想上たいへん重要です。古い話ですが「ヤラズ」の例を…。当日1番人気であろう馬が水曜の追い切り後に発熱したので〝厩舎サイドはあまり無理をさせない〟という情報を私はトラックマンから得ました。彼がこの情報を知ったのは予想後だったので、新聞紙上の予想は当然◎。ラジオのパドック解説でも状態の良さを一番手に挙げていましたが、馬券はほかの馬から買っていたようです。結果は一流ジョッキーを背にしての3着、配当が50倍ほどで単勝は2番人気に後退していました。
目標のレースに向けて競走馬は調整を続け、ベストの状態で走らせるのが理想です。急に調子が悪くなった時に全力で走らせると更に調子が悪くなるばかりか、大きなケガにつながりかねないので無事に完走させることを最優先に考えます。
そこで、まだ投票数の少ない時間帯の単勝オッズと暫定的オッズを比較して、どの程度単勝オッズに見合った走りができるかを指数化し、期待値としました。期待値が高い人気薄馬の場合、何か大駆けするファクターがあると想像させます。例えば騎手乗替り(減量やランキング上位)、展開の利、矯正馬具の着用、コースの巧拙、好調教や一部の関係者以外に知りえない情報など多数の要因があるので、期待値、人気やオッズと相談しながらファクターを検討材料とします。
期待値出馬表の見方
「期待値出馬表」のすべてのオッズ、人気順位はJRAサイトから取得時のものです。
新聞紙上で印が多いのにもかかわらず期待値が低く(朝のオッズが高い)、レースが近づくに従いオッズが低くなる(売れてくる)馬や、期待値は高いがほとんど印がない馬などは、その背景を読むのもまた楽しいものです。気を付けたいのは、期待値はタイムではないので、比較する場合あまり数値の差にこだわらず似たような数値のグループの期待は同レベルだと柔軟にとらえることです。

- オッズの取得時間です
- 取得時間現在の単勝オッズで、発走前の(発走前のオッズと比較して売れているか否かを見る)
- 期待値は値が大きい順に表示しています
- 期待値のピンクのセル色は、オッズを注視して取捨を決めます
- 騎手名や調教師名のセルや文字色は、当該競馬場におけるランキングを表しています(以下参照)
期待値出馬表中の騎手/調教師の見方
- 騎手・調教師…競馬場別の勝数・連帯率ランキングを使用、騎手・調教師名のフォントとそのグランドカラーでランクを表現、また勝ち数が21位〜でも連帯率ランクが20位以内はフォントを斜体にしています
ランキング | 連帯率 フォント色 | 勝ち数 グランド色 |
1〜5位 | 赤 | ピンク |
6〜10位 | 緑 | ライトグリーン |
11〜15位 | 青 | ライトブルー |
16〜20位 | 橙 | アイボリー |
21位〜 | 黒 | 白 |