オッズ分析 “FactorX” とは

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オッズ分析 “FactorX” とは

FactorXとは表計算ソフトExcelのVBAでプログラミングした自作オッズ分析ソフトです。
2002年〜2019年の約52,000レース*のオッズをデータベース化して、当該レースのオッズがDBのオッズと比較してどのような買われ方をしているかを統計学的に分析したものです。
FactorXは「出馬表」と、発走前のオッズを分析した「式別ごとのゾーン」から構成されています。出馬表には出走馬の単勝オッズ、期待値、騎手・調教師のランキングを、式別ごとのゾーンでは、組合せごとの買われ方によってゾーン別に分類したものをまとめました。競馬で学ぶエクセルでマクロの基本的なことを備忘録として残しておきますので、興味を持たれた方はトライしてみてください。未公開の”FactorX”ですが、表計算ソフト・エクセルを使ってこんなことができるという一例です。血統、オッズ、タイム、厩舎情報などを分析対象にして独創的なプログラミングに挑戦してください。

自作ソフトFactorX分析結果のプレビュー画面
FactorXでの出馬表のポイント

FactorX出馬表の解説をします。

  • 期待値の公開での出馬表は午前中に得られる情報を分析したもので構成されています。
  • FactorXの期待値の出馬表は、レース発走前のオッズを取得分析していますので、期待値の公開の出馬表とは構成内容が多少異なります。
  • 自分で馬券を購入したレースの現在オッズは、発走前に取得したオッズ。未購入のレースは最終オッズを表示しております。(オッズ取得時間は「式別ごとのゾーン」の上に表示してます。
レース後のFactorXの出馬表には着順と配当が書き込まれている

公開している出馬表との差分を説明します。

  • 着 順……レースの最終着順
  • 馬名欄……背景色は連帯馬潜伏枠
    • ピンクは枠連ゾロ目より馬連のその組合せの方が配当が低い
    • ブルーはピンクより誤差範囲を多少拡大した
  • オッズ現在……発走前に取得した単勝
    • 背景のピンクは現在単勝が朝と比べて支持率が30%以上伸びた馬
    • ブルーは逆に30%以上支持率が下がった馬
  • オッズ朝……午前中に取得した単勝。公開されたものと同じ

連帯馬潜伏枠とは
一つの枠に2頭入っているとき(1枠1頭や1枠3頭以外のケース)限定でマークされる。枠連のゾロ目より馬連で同枠馬の組合せ配当の方が低い。例えば16頭立で枠連5-5が1,230円、馬連8-9が980円のようなケースを連帯馬潜伏枠としている。潜伏枠が多いときは混戦模様で、時として同枠の人気薄が飛んでくることもあります。

FactorXでのゾーン分けのポイント

ゾーン分け部分はまだ公開していませんが、VBAでプログラミングする時の参考になればと思います。レース後半は馬券を買っていますので、発走前に取得したオッズを分析しています。発走前のオッズとレース後の払戻金の変化を知ることができます。

ゾーン分けの概念図を見てみましょう。

単勝オッズの組合せによる各式別とのゾーン分け
  • Aゾーン……単勝オッズと各式別オッズの支持率バランスが誤差範囲内にある組合せ
  • Bゾーン……単勝オッズと各式別の支持率がかい離の誤差範囲を少々超える
  • Cゾーン……Aゾーンと比較するとかい離幅がかなりあり、高配当ほどゾーン間の移動が見られる
  • Dゾーン……単勝の買われすぎか、組合せの買われすぎか、出現率は低いが時としておいしい馬券がゲットできるか

ゾーンの分類によって当該組合せがどのレベルにあるのかを把握することができます。+−にかかわらずB以下のゾーンでひときわ配当が低い組合せが出現することがありますが、これは集中的に投票されたものと考えられます。
FactorXでは、Aゾーン、Bゾーン+、Cゾーン+、Dゾーン+に満遍なく出現している枠が有力とみています。分析結果で検証することにより見えてくるものもあります。

FactorXで式別ごとにゾーン分けして表示してオッズを可視化している

式別ごとのゾーン分類の解説
  • 枠複・馬複・馬単ごとにAゾーン、B〜Dゾーン+、BからDゾーン−に分類しています
  • 枠複の配当は制限なく、馬複は300倍以下、馬単は500倍以下の組合せを表示しています
    都合上エクセルの行数を35行に制限していますので、それを超える行については表示を割愛しています
  • 枠複と馬複のオッズフォントが赤いのは、枠複の方が配当が高い組合せで要チェック

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